何もないのに、なんとなく不安なことがある。
特に悪いことが起きたわけじゃないのに、なんとなく落ち着かない。
布団に入っても頭が回り続けたり、 ちょっとした一言が夜になってもひっかかっていたり・・・。
「自分、神経質すぎるのかな」 「こんなことで不安になるのはおかしいのかな」
そう思って、さらに落ち込む。
実は、過剰な不安の多くは「思考や行動のクセ」から来ていることがわかっています。
ですから、クセなら、少しずつ修正することはできます。
不安は、性格じゃなくてクセかもしれない
専門家が注目しているのは、不安そのものよりも、不安を強めてしまうパターンの存在です。
- 最悪のケースばかり頭に浮かびやすい
- 「もしも〜だったら」と何度も考えてしまう
- SNSを開くと気になる情報ばかり目に入る
- 返信がないだけで「嫌われたかも」と思う
こういった思考や行動のくり返しが、不安を育ててしまうわけで、これは性格の問題ではなく、習慣の問題であり、そう捉え直すだけで、少し息がしやすくなります。
不安がやわらぐ5つの習慣
不安を強める習慣に気づき、修正できるようになりましょう。
1|「最悪の想定」に気づいて、一歩引く
不安が強い人ほど、無意識に最悪のシナリオを描きがちで「プレゼンで失敗したら、評価が下がって、仕事を失うかも」などのように、現実にはいくつものステップがある話であっても、頭の中ではすぐ最悪に飛んでしまいます。
このクセに気づいたとき、試してほしいのが、まずは「一歩引く」こと。
「今、最悪ケースに飛んでいないか?」と自分に問いかけるだけで、思考のスピードが少し落ちていきます。
2|「不安を書き出す」時間を決める
不安を感じたらすぐ考えようとすると、頭がより忙しくなります。
専門家が勧めるのは「不安を考える時間」をあらかじめ決めておくことで、「夜9時の10分間だけ、気になることを書き出す」。
それ以外の時間に不安が浮かんだら「後で考える」と意識的に保留すること。
最初は難しく感じますが、慣れてくると、頭が一日中不安を処理しなくてよくなってきます。
3|情報を「浴びる」習慣を見直す
SNSやニュースアプリを何気なく開いてしまい、気づいたら30分経っている。そしてなんだか気持ちが重くなっている。
情報そのものが悪いわけじゃなく、刺激の量が多すぎると、不安の材料が増え続けてしまうんです。
「朝起きてすぐスマホを見ない」 「就寝前1時間はSNSを閉じる」
たった1つでいいので、情報を浴びるタイミングを意識するだけで、体感は変わってきます。
4|体を先に動かす
頭の中だけで不安をぐるぐるさせていると、出口が見えなくなります。
そういうとき、体を先に動かすと、思考が少しリセットされます。
散歩でも、ストレッチでも、料理でも 「考えるのをやめよう」と意志力で抑えるより、体に別の作業を与える方がラクになるもの。
5分でも外に出ると、同じ悩みが少し小さく見えることがありますし、それだけで十分です。
5|「安心を確認する」行動を減らす
心配ごとがあると、誰かに「大丈夫だよね?」と確認したくなるし、ネットで何度も調べてしまう。
これはごく自然な反応ですが、これを繰り返すほど「また不安になったら確認しよう」というクセが強化されてしまいます。
確認して一時的に安心しても、また不安になるというループに入りやすい。
「1回調べたら、今日はそこで終わりにする」「確認したい気持ちを、5分だけ待ってみる」
少しずつ、そのクセを緩めていくことが大事です。
不安を「ゼロにしよう」と思わなくていい
5つの対策を紹介しましたが、 目標は「不安をなくすこと」ではありません。
不安は、人間にとって自然な感情であり、それ自体をなくそうとすると、かえって意識が強く不安のほうに向いてしまいます。
大事なのは、不安を強めるクセに気づいて、少しずつ手を入れていくこと。
全部を今日からやる必要はなく、気になった1つだけ、明日から試してみましょう。
それくらいの距離感で、ちょうどいいと思います。


